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やすうけあい

若井くんから、平塚番組のロゴ案が届く。いい感じ。できあがるのが楽しみ。

 
平塚で公開になるプラネタリウム番組は、元は、一昨年の1月に上演した子どもミュージカルのワークショップのために作った作品。
 
千葉での公演を見てくださった平塚市博物館の鳫さんが、番組化する企画をくださって今回の製作になりました。
 
 子どもミュージカルのそもそもの企画は、ちばサイエンスの会の多賀さんがくださったものだけれど、正直、はじめはミュージカルができるなんて思わなかった。
…っていうより、ミュージカルがなんだか本当にはわかってなかった。
 
 準備期間のうちに山のようにミュージカルのCDを聴いて、本を読んだ(私は経験よりも読書を重んずる。京極堂のように)。
 
 
 そうして「できるかなー、どうかなー」と思っているうちに、昔のことを思い出した。
 
 高校1年生の時である。
 
 僕は中学からバンドをやっていたので、バンドアレンジ的なものはしていたけれど、オリジナルの作曲というものをしたことがなかった。
 
 あるとき、演劇部の顧問の先生に呼び出されて、「作曲できる?」と質問された。
 できるわけないのに、そのとき、僕はなぜか、「できます」と言ってしまった。
 
 まだ、生まれてから一度も作曲したことないのである。
 
 そのまま先生に作曲を依頼され、そこではじめて「しまった」と思った。ばかである。
 
 でも、とにかく作曲するための機材は揃っているのだから、やってやれないことはない。そしてやらざるをえない。そう、自分で勝手に追い込まれたのだ。
 
 そうして、僕ははじめての作曲をした。
 今なら2秒くらいでできる仕事を、おそらく何週間もかかって仕上げた気がする。
 
 それ以降は、演劇部の音楽は僕が書き下ろし、公演に使ってもらっていたし、自分のバンドもオリジナル曲をやるようになった。
 
 「できるかどうか」で判断していたら、新しい扉は開かなかったけれど、できもしないのに「やります」と言っちゃったせいで、扉は無理矢理開かれたのである。
 
 
 だから、やっぱり、一昨年のミュージカルも、できるかどうかはわからなかったけれど、「やります」と言ってみたわけである。
 
 その結果、軽い地獄をみたことはもちろんだけれど、それと同じくらい感動的なゴールにも立ち会えたわけだから、プラマイでいうなら当然プラスである。
 
 生きることを面白くするのは「安請け合い」じゃないかというのが、僕の人生観である。
 
 
 ただ、そんな風に作曲の扉を叩いたせいで、いまだに自分のしていることが本当に作曲なのかどうかはわからない。
 
 もちろん自分では真面目にやってるつもりでも、どうしても、自分以上に、真面目に、真剣に、音楽やミュージカルに取り組んでいる人がいるのだと思うと、申し訳なくて、自分のしていることは本当のものではないのだという思いがわいてくるのである。
 
 そんな作曲かどうかがわからないままの音楽らしきものが使用される「宇宙を夢みて」は、7月から平塚市博物館プラネタリウムにて上映されます。あわわわわ。
 
これまた、「やります」って言っちゃった類いなので、本当にプラネタリウム番組と言っていいのかどうかも、わからないわけで…。

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