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いろいろありましたが

シアトリカル・プラネタリウムmission33「そらをとぶまで」、たくさんの方に支えられ、無事に公演を終えました。

ご覧いただいた方、ご協力下さった方、本当にありがとうございました。
 
今回は単館公演だったので、なんとなく「まだありそう」に体が思い込んでいますが、もうなさそうです。
 
 
このごろリーダースシアターというものにまた興味がわいて来て、雑貨団の演出も見直したいと思うことが増えてきました。
 
僕ごときが偉そうに語れないものですが、リーダースシアターというのは、「観るおはなし劇」と言う風に解釈される、アメリカ発祥の演劇のスタイルです。
 
学校劇などで、凝ったセットや衣裳などを用意しないで絵本や童話を立体化する、そんな演劇。
 
雑貨団も、プラネタリウムという「演劇をするのに安全でも適切でもありません」という場所で公演する方法を試行錯誤した結果、リーダースシアターのように、「観客の想像力を借りて成立する舞台」というスタイルに辿り着きました。
 
宇宙船を舞台に出さなくとも、箱馬に座って、ハンドル(のようにイメージした空気)を握り、星をドームに出し、緯度回転で進んでいるかのように星を回せば、それは宇宙船。
 
空間を隔てているかのように、映像のキャストと会話すれば、それは宇宙との通信。
 
そんな風に、全部を物理的に説明せずにイメージを借りていく、あるいはイメージを喚起できるように演技を突き詰めていくのが、雑貨団のシアトリカル・プラネタリウムとなってきました。
 
「そらをとぶまで」では、さらに新しい実験もはじめました。
 
雑貨団ではひとり2役や3役は珍しくないですが、今回はその役の変換も舞台上で行いました。つまり舞台裏も舞台上に乗せて、見てもらえるようにしました。
実はほとんどすべての役者が出ずっぱりで、幕の中でお水を飲むなんてことがほとんどできないのです(あ、余談ですが、僕は演劇をはじめてから今日まで、袖で水分補給をしたことはないんですけどね。水を扱うって、舞台と衣裳さんに悪い気がして…)。
 
照明をワンシーン完全にカットして、プラネタリウムだけを見てもらうシーンも今回ありました。ラジオドラマのイメージですね。視覚の行き先を星だけにした物語へのチャレンジです。
星を見ているのに、ただのプラネタリウムとは違って、生の人間のドラマが聞こえるというのが、雑貨団のいつも考えている「プラネタリウムで演る意味」という課題にひとつ答えを出せた気がします。
 
まだまだ、やってみたいアイデアがたくさんあります。
 
実力的にまだまだ稽古が必要なものとか、単純に予算の都合でできないこともたくさんありますが、ひとつひとつ積み重ねて、いつか理想の「シアトリカル・プラネタリウム」の完成形をお見せできたら嬉しいです。

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